ホホバオイルに使用期限はあるの?

ホホバオイルは比較的長期保存が可能なオイルだと言われていますが、未使用のもの・使いかけのものに関わらず、購入してから時間が経ってしまっているホホバオイルを手にして「使っても大丈夫かしら?」とためらったりした経験がある方、多いのではないでしょうか。
そんな皆さんにも安心してホホバオイルをお使いいただくために、今回は質問ランキングでも上位の「ホホバオイルの使用期限」についてお話をしていきたいと思います。
もくじ
ホホバオイルの使用期限は長い?
一般的な美容オイルの使用期限は開封後で3~6ヶ月、さらに酸化リスクが高めの美容オイルは1ヶ月で使い切ることを薦められています。
その一方、ホホバオイルの使用期限は未開封なら3年、開封したものでも1年以内なら問題なくお使いいただけますから、オイルによってもかなりの差があります。
美容オイルの使用期限の長さには、そのオイルを組成している成分が大きく関係しています。
一般の美容オイルに使われている植物オイルのほとんどは「中性脂肪」と呼ばれる油脂です。
中性脂肪を組成している脂肪酸の種類によっても多少異なりますが、どの脂肪酸も「熱・空気・光」に弱い性質を持っているため酸化が早く使用期限が短めです。

一方のホホバオイルの組成成分は「ワックスエステル」と呼ばれるロウ成分で、酸化防止のための大きな役割を持っています。

事実、ホホバオイルは370℃の高温の中4日間放置しても酸化しないという臨床データもあります。
ホホバオイルの使用期限が長いのは、この「ワックスエステル」を豊富に含有しているからです。
黄金色のホホバオイルと使用期限の関係は?
ホホバオイルには未精製の「ゴールデンホホバオイル」と、精製された「無色透明のホホバオイル」があるのをご存知でしょうか。
未精製ホホバオイルの黄金色の正体は、ビタミンEやβカロテンなど植物本来が持つ「ファイトケミカル」と呼ばれる栄養成分です。特にビタミンEは酸化防止の要としてよく知られている成分ですね。
抗酸化力の高いファイトケミカルをたっぷり含むゴールデンホホバオイルは、自らの力で酸化による品質劣化を防いでいます。

ホホバオイルの色については、こちらでも詳しく説明しております。
一方、精製されている無色透明のホホバオイルにはファイトケミカルは含まれていません。
ホホバオイルの使用期限が気になる方は、「ワックスエステル」×「ビタミンE」でダブルの抗酸化力を持つ最強の「ゴールデンホホバオイル」を選んでみてはいかがでしょう。
ホホバオイルは保管方法で使用期限が変わる?
「黄金色だったホホバオイルが、いつの間にか無色透明に変わっていた」というお問い合わせも多くいただきます。
色が抜ける原因、実はホホバオイルの保管方法にあります。
いくら酸化に強いビタミンEやカロテンがたっぷり入っているホホバオイルでも、直射日光が当たる場所に長時間置いておくとファイトケミカルの活性力が次第に失われ、最後は無色透明のホホバオイルになってしまいます。
「変色したホホバオイル、使えるの?」と心配される声が寄せられることもありますが、色が抜けてしまったのはファイトケミカルの活性力が減少しただけですので、ワックスエステルそのものに影響はありません。
ただし、開封からある程度期間が経ってしまったものや、臭いが気になるようであれば、パッチテストをしてからお使いいただくと安心です。
栄養たっぷりのゴールデンホホバオイルの恵みを長くお使いいただくためにも、直射日光は避け、冷暗所での保管をおすすめします。
凍ったホホバオイル、使用期限は大丈夫?
ホホバオイルは常温でも液状でいられるロウですが、10℃以下になると固まります。
特に冬時期になるとシャーベット状態になることがありますが、湯煎等で簡単に液状に戻ります。
固化と液化を繰り返してもホホバオイルの品質には問題はありませんので、“使用期限が短くなる”という心配はありません。

ホホバオイルが固まる・凍る現象については、こちらでも詳しく説明しております。
シーズン関係なく、活躍するホホバオイル
なお、サンナチュラルズのホホバオイルの場合は
- 開封品:1年以内
- 未開封品:3年
での、ご利用を推奨しております。

ホホバオイルは酸化しにくく、使用期限が長いのでシーズンを超えてお使いいただける美容オイルです。
健やかなお肌作りに最適なゴールデンホホバオイルを最後の一滴まで有効にお使いいただくためにも、ぜひ正しい保管方法でお取り扱いください。
サンナチュラルズの製品に使用されているホホバオイルは、全て最高品質の「KEIKO種」を使用しています。その肌で品質を実感してください。